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文献詳細

雑誌文献

病院62巻4号

2003年04月発行

文献概要

特別寄稿

21世紀初頭の医療改革と民間病院の役割―幻想の「抜本改革」から着実な部分改革と自己改革へ(後編)

著者: 二木立12

所属機関: 1日本福祉大学 2日本福祉大学社会福祉学部

ページ範囲:P.308 - P.312

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医療者自身が取り組むべき,自己改革と制度の部分改革―私の価値判断1,4)

 最後に,第3のシナリオ(公的医療費の総枠拡大)実現のための医療者の自己改革と制度の部分改革について,私の価値判断とその根拠を述べる.私は,個々の医療機関レベルでの自己改革と,個々の医療機関の枠を超えたより大きな改革とに区別して,改革を提起している.

 1.個々の医療機関レベルでの3つの自己改革

 まず,個々の医療機関レベルの自己改革として,①個々の医療機関の役割の明確化,②医療・経営両方の効率化と標準化,③他の保健・医療・福祉施設とのネットワーク形成,または保健・医療・福祉複合体化の3つが必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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