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特別企画 第4回フォーラム医療の改善活動(2002年11月10日)より・1
メイヨークリニックにおける質改善と医療安全の取り組み
著者: フィッシャーデボラ1
所属機関: 1メイヨークリニック質改善推進室
ページ範囲:P.482 - P.484
文献購入ページに移動 今日は,メイヨークリニックでは医療安全を確保するためにどのような組織体制を築いてきたか,どんな具体的活動を行っているか,それ以上に重要なこととして病院の中にどうやって安全の文化を浸透させていくか,また病院のリーダーたちが医療安全に果たすべき役割の重要性についてお話します.
メイヨークリニックの取り組み
メイヨークリニックでは1999年に安全に対する取り組みが始まった.同年, 医学研究所,Institute of Medicine(IOM)レポート『To err is human』(邦訳:『人は誰でも間違える―より安全な医療システムを目指して』,日本評論社)が出版され,患者の安全という考え方について重要性が認識されるようになった.IOMはもう一つの報告『Crossing the quality chasm』(邦訳:『医療の質―谷間を越えて21世紀システムへ』,日本評論社)を公表し,この中で社会は病院に六つの条件を要求している.それは,安全性,エビデンスに基づいたケア,常に患者中心であること,時宜を得ていること,システムが効率的であること,公正性を重視した構造であることだ.
メイヨークリニックの取り組み
メイヨークリニックでは1999年に安全に対する取り組みが始まった.同年, 医学研究所,Institute of Medicine(IOM)レポート『To err is human』(邦訳:『人は誰でも間違える―より安全な医療システムを目指して』,日本評論社)が出版され,患者の安全という考え方について重要性が認識されるようになった.IOMはもう一つの報告『Crossing the quality chasm』(邦訳:『医療の質―谷間を越えて21世紀システムへ』,日本評論社)を公表し,この中で社会は病院に六つの条件を要求している.それは,安全性,エビデンスに基づいたケア,常に患者中心であること,時宜を得ていること,システムが効率的であること,公正性を重視した構造であることだ.
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