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文献詳細

雑誌文献

病院62巻8号

2003年08月発行

文献概要

連載 病院ボランティア・レポート─ボストン,ロンドン,そして日本・5

ボランティア教育の効果と意義

著者: 安達正時12

所属機関: 1佐賀医科大学 2ボランティアサークルSMILE

ページ範囲:P.700 - P.702

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 ボストンで訪れたボランティア・オフィスでは,ボランティアのための様々なトレーニングが準備されていました.これらのボランティア教育がどのような意味をもっているのかを少し紹介します.

ボランティア・マニュアル

 本誌62巻7号でも触れましたが,ボランティア・オフィスでは,ボランティアのためにアドバイスや病院についてまとめた資料をあらかじめ用意しています.これはそれぞれの病院が,独自に作っているもので,その内容はまちまちですが,実に充実した内容になっています

 多くのマニュアルは,注意事項だけでなく教育的意義をもったものになっています.例えばChildren's Hospitalのボランティア・マニュアルは,大学の先生や病院の医師や全国組織が作っている資料を基にまとめられたものです.子どもの対応の仕方や言葉使い,ベッドや車いすの介助のアドバイスが書かれています.また,障害をもった方とお話しをする際に気をつけたいちょっとした心遣いなども書かれています.これらはオリエンテーションで説明を受けた後,さらに実際に現場での指導を受けます.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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