文献詳細
連載 アーキテクチャー 保健・医療・福祉 第106回
文献概要
埼玉医科大学 総合周産期母子医療センター
伊藤喜三郎建築研究所建築部長 田邊 正也
総合周産期母子医療センターは2000年4月に,埼玉医科大学総合医療センター本館西側に開設された.病床数119床の第三次医療施設である.当センターは毛呂山町にある埼玉医科大学附属病院から約1時間離れた川越市にある.
総合周産期母子医療センター開設の経緯
以前,埼玉県では周産期母子医療の病床不足により救急入院依頼に十分応えられない状況が続いていた.また近年少子化が進む中,リスクの高い妊娠が増え,生まれてくる新生児もハイリスク児が増加しており,出産前後の母体,胎児,新生児を一貫して集中治療,管理することが可能な総合周産期母子医療センターの充実と増床が切望されていた.また,国の政策として総合周産期母子医療センター設置(1か所/100万人)という整備事業が発足し,埼玉県でも,その施設基準に沿ったセンター建設が計画されることとなった.また母子に関する第三次医療機関であることに加え,地域の医療従事者の研修センター,情報センターとしての機能をもつ施設が求められた.
伊藤喜三郎建築研究所建築部長 田邊 正也
総合周産期母子医療センターは2000年4月に,埼玉医科大学総合医療センター本館西側に開設された.病床数119床の第三次医療施設である.当センターは毛呂山町にある埼玉医科大学附属病院から約1時間離れた川越市にある.
総合周産期母子医療センター開設の経緯
以前,埼玉県では周産期母子医療の病床不足により救急入院依頼に十分応えられない状況が続いていた.また近年少子化が進む中,リスクの高い妊娠が増え,生まれてくる新生児もハイリスク児が増加しており,出産前後の母体,胎児,新生児を一貫して集中治療,管理することが可能な総合周産期母子医療センターの充実と増床が切望されていた.また,国の政策として総合周産期母子医療センター設置(1か所/100万人)という整備事業が発足し,埼玉県でも,その施設基準に沿ったセンター建設が計画されることとなった.また母子に関する第三次医療機関であることに加え,地域の医療従事者の研修センター,情報センターとしての機能をもつ施設が求められた.
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