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連載 病院管理フォーラム 施設管理・9
排水処理と排水管のメンテナンス―聖路加国際病院の例
著者: 小室克夫1 阿比留桂樹1
所属機関: 1聖路加国際病院施設環境整備課
ページ範囲:P.769 - P.771
文献購入ページに移動 聖路加国際病院では,病院内で発生する各種排水について,汚水・雑排水・厨房排水・洗濯排水・検査部排水・RI排水など系統ごとに配管を区分している.公共下水道の負荷調整を図るため,当地域(東京都中央区)では昼間の排水量について放流規制があり,当院の場合,1日の排水量のほぼ半分を午前0~5時の間の夜間放流とする必要がある.このため原則として地上階の生活排水系は直接下水道に放流するが,排水処理施設に導かれる排水ならびに地下階での排水(汚水は除く)はいったん排水調整槽に貯留し,ポンプをタイマー発停し,夜間放流としている.また,雨水についても900m3の貯留槽を設け,豪雨時に備えている.
雨水はろ過装置を設け,院内共用部のトイレの洗浄水として利用している.
排水処理としては,検査・その他薬液排水を対象とした中和処理設備,厨房排水用の除害設備(加圧浮上方式),RI用の貯留・希釈設備(汚水単独浄化槽を含む)がある.
雨水はろ過装置を設け,院内共用部のトイレの洗浄水として利用している.
排水処理としては,検査・その他薬液排水を対象とした中和処理設備,厨房排水用の除害設備(加圧浮上方式),RI用の貯留・希釈設備(汚水単独浄化槽を含む)がある.
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