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文献詳細

雑誌文献

病院63巻10号

2004年10月発行

文献概要

連載 病院管理フォーラム 薬剤経済評価・4

薬剤経済学の臨床への応用②―ヘパリンロック用ヘパリン生食液の薬剤経済評価

著者: 井上忠夫1

所属機関: 1聖路加国際病院

ページ範囲:P.848 - P.850

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 ヘパリンロックは,高カロリー輸液や末梢輸液の間歇投与時に,血管に留置された針およびカテーテル内の血液凝固を防止する手技で,現在の医療に欠かせないものとなっている.

 具体的には,ヘパリンナトリウム注射液を生理食塩液で希釈調製したもの(以下,ヘパリン生食液)をシリンジで留置針およびカテーテル内に注入し,内部をヘパリン生食液で満たす操作である.この操作により,留置針およびカテーテル内に残った薬剤が血管に流し込まれ,ヘパリン生食液が満たされるため,留置針およびカテーテル内の血液凝固が防止され,次回の輸液ルート確保が可能となり,患者の QOL(Quality of Life) 向上につながる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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