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文献詳細

雑誌文献

病院63巻12号

2004年12月発行

文献概要

特集 派遣は人材確保に役立つか

医局制度の廃止と医師派遣

著者: 兼子直1

所属機関: 1弘前大学医学部

ページ範囲:P.984 - P.985

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 本年4月から2年間の卒後研修が義務化され,研修場所が大学附属病院だけでなく一定の基準を満たした病院へも拡大された.結果として大学で研修する卒業生が少なくなり,これまで地域の病院へ医師を送り出してきた大学附属病院自体の人手不足が露呈することとなった.卒業生の都会志向と相まって,大都会に存在する病院は別として,地域に存在する多くの国立大学法人では深刻な医師不足に陥っている.この医師不足の原因は複合的であり,解決の決め手はないのが実情である.

 本稿では全国に先駆けて医局を廃止した弘前大学医学部医学科の置かれている現状と,取り組もうとしている対策について紹介したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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