icon fsr

文献詳細

雑誌文献

病院63巻2号

2004年02月発行

文献概要

特集 公私の役割分担とイコール・フッティング 【事例】公私の役割分担とイコール・フッティング

国立病院の移譲を経験して―横須賀市立うわまち病院(旧 国立横須賀病院)

著者: 沼田裕一1

所属機関: 1横須賀市立うわまち病院

ページ範囲:P.139 - P.141

文献購入ページに移動
 「えっ,市の職員になるわけではないのですか…….」

 職員採用の面接の時である.当院の名称から横須賀市職員になれると勘違いして面接に臨む人がいる.「社団法人地域医療振興協会の職員になります.」そう伝えると,みるみる落胆の表情になり,その後の面接はうわの空である.意気消沈している採用希望者とともに,公務員ブランドの強さにやるせない思いのわれわれがいた.

 当院は国立病院の統廃合・移譲計画により,国より横須賀市に移譲された国立横須賀病院が前身であり,現在は名称を横須賀市立うわまち病院に変えている.開設者は横須賀市であり,管理運営は社団法人地域医療振興協会が横須賀市より委託されている.社団法人地域医療振興協会は,当院を含め現在六つの国立病院統廃合に伴う病院を地方自治体より管理受託している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?