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特集 相補・代替医療へのニーズにどう対応するか 相補・代替医療の活用事例
「未病」概念から見た現在の日本の医療
著者: 劉影1
所属機関: 1未病院学研究センター,順天堂大学医学部
ページ範囲:P.403 - P.405
文献購入ページに移動■「未病」という概念
約2000年前に著された中国最古の書で,漢方の教科書とも呼ばれる『黄帝内経(こうていだいけい)』の中に,次のような言葉があります.
「聖人不治已病 治未病」
これは,「聖人は症状として表れている病気・已病を治さず,未病を治す」,つまり知恵のあるものは病気に限らず,様々な出来事に関しても,事が大きくなってしまう前に手を打ち,大事に至るのを防ぐということを意味する言葉なのです.
約2000年前に著された中国最古の書で,漢方の教科書とも呼ばれる『黄帝内経(こうていだいけい)』の中に,次のような言葉があります.
「聖人不治已病 治未病」
これは,「聖人は症状として表れている病気・已病を治さず,未病を治す」,つまり知恵のあるものは病気に限らず,様々な出来事に関しても,事が大きくなってしまう前に手を打ち,大事に至るのを防ぐということを意味する言葉なのです.
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