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文献詳細

雑誌文献

病院63巻5号

2004年05月発行

文献概要

特集 相補・代替医療へのニーズにどう対応するか 相補・代替医療の活用事例

「未病」概念から見た現在の日本の医療

著者: 劉影1

所属機関: 1未病院学研究センター,順天堂大学医学部

ページ範囲:P.403 - P.405

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■「未病」という概念

 約2000年前に著された中国最古の書で,漢方の教科書とも呼ばれる『黄帝内経(こうていだいけい)』の中に,次のような言葉があります.

 「聖人不治已病 治未病」

 これは,「聖人は症状として表れている病気・已病を治さず,未病を治す」,つまり知恵のあるものは病気に限らず,様々な出来事に関しても,事が大きくなってしまう前に手を打ち,大事に至るのを防ぐということを意味する言葉なのです.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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