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連載 病院管理フォーラム 薬剤経済評価・1
薬剤経済評価とは
著者: 井上忠夫1
所属機関: 1聖路加国際病院
ページ範囲:P.607 - P.608
文献購入ページに移動 近年,医療経済に対する評価が,わが国でも重要な問題として取り上げられてきている.医療費という限りある社会資源をどのように効率的により公正に配分していくかを検討することが医療現場でも急務となってきているからである.また,従来の経験主義に基づいた医療の実践から脱皮し,患者に最適な科学的根拠に基づいた医療(EBM)を実践することが求められている.
医療の究極の目的は,患者にとって最適でかつその時の最高の治療を提供することにあるが,医療資源には限りがあるため,その遂行にあたっては科学的な根拠だけでなく,経済学的な根拠も考慮に入れることが要求されてきている.
医療の究極の目的は,患者にとって最適でかつその時の最高の治療を提供することにあるが,医療資源には限りがあるため,その遂行にあたっては科学的な根拠だけでなく,経済学的な根拠も考慮に入れることが要求されてきている.
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