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特集 急性期入院はDPC適用になるのか DPCへの対応の実際
鹿児島大学病院の事例―コストコントロールを支援するシステムの開発
著者: 宇都由美子1 熊本一朗1
所属機関: 1鹿児島大学医学部・歯学部附属病院医療情報部
ページ範囲:P.658 - P.661
文献購入ページに移動DPC は医療の標準化と効率化を目指す管理ツールとして有用であるが,一方で制度開始後間もないため,1年ごとに見直しが行われ,その都度大幅な改定が予測されている.また,日額包括払いという特定の支払い方式と結びついたことで,1日当たりの収入の上限が決められるようになったため,コストコントロールが極めて重要な課題となった.このコストコントロールの実現については,2004年度から移行した国立大学法人化に伴う財務会計の導入でさらに重要性が増した.すなわち,地域医療の中核をなす大学病院においては,これまで以上に地域に密着しながら大学病院としてのミッションを果たすと同時に,管理会計の導入による経営の健全化に努める必然性が高まった.
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