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連載 回復期リハビリテーション病棟便り・2
「即席のリハ医」の活躍に期待
著者: 大仲功一1
所属機関: 1茨城県立医療大学講師,付属病院リハビリテーション科
ページ範囲:P.708 - P.710
文献購入ページに移動 前回,全国の回復期リハビリテーション(以下,リハ)病棟において医師(特に専従医)が不足している状況をご紹介した.そしてリハを専門としてきた医師だけでその不足をまかなうことは当分の間は困難であり,本来は他科を専門とする医師に「即席のリハ医」あるいは「急造のリハ医」として活躍していただくしかないと述べた.「即席」とか「急造」などという言葉は,現場で不慣れな仕事に挑戦されている専従医の先生方に対していささか失礼かもしれないが,直感的に理解しやすい表現だと思い,あえて使わせていただいた.決してその先生方を見下しているわけではないのでどうかお許しいただきたい.以下,本稿では「即席」という言葉を用いることにする.
さて,黒沢1) は,回復期リハ病棟の医師の役割として,表の11項目を挙げている.しかし,短期間でリハ科医師へ転身して即戦力となることを求められる「即席のリハ医」は,数年間にわたる研修プログラムや試験を経て認定された学会専門医やベテランのリハ医と同等の知識や能力を有してはいないだろう.始めからそれらのすべてを彼らに期待しては気の毒である.そこで今回は,他科の医師が回復期リハ病棟の「即席のリハ医」として円滑に着任し,生き生きと働いていただくために知恵を絞ってみたい.
さて,黒沢1) は,回復期リハ病棟の医師の役割として,表の11項目を挙げている.しかし,短期間でリハ科医師へ転身して即戦力となることを求められる「即席のリハ医」は,数年間にわたる研修プログラムや試験を経て認定された学会専門医やベテランのリハ医と同等の知識や能力を有してはいないだろう.始めからそれらのすべてを彼らに期待しては気の毒である.そこで今回は,他科の医師が回復期リハ病棟の「即席のリハ医」として円滑に着任し,生き生きと働いていただくために知恵を絞ってみたい.
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