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文献詳細

雑誌文献

病院64巻1号

2005年01月発行

文献概要

連載 回復期リハビリテーション病棟便り・7

プライマリナース受難

著者: 大仲功一1

所属機関: 1茨城県立医療大学附属病院リハビリテーション科

ページ範囲:P.66 - P.68

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「A さんのせいで弟はすっかり自信をなくしてしまったんですよ!」患者 M さんの長女の発したその一言で,面談が行われていたカンファレンス室の空気が一瞬にして凍りついた.

 面談の対象である M さんは73歳の女性.小脳出血のため四肢体幹の運動失調を来した.発症後約2か月半で,近隣の総合病院から筆者の勤務する茨城県立医療大学付属病院の回復期リハビリテーション(以下,リハ)病棟に転入院してきた.長女,長男(いずれも30代独身)との3人暮らしであるが,入院後第2回となるその日の面談には長女のみが出席し,M さん自身の参加は見送られた.A さんは,M さんのプライマリナースである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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