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文献詳細

雑誌文献

病院64巻10号

2005年10月発行

文献概要

特集 勤務医と労働基準法―医療の現実と法

医師の勤務体制改善は急務―勤務医の心身の健康と安全・安心の医療を確立するために

著者: 池田寛1

所属機関: 1日本医療労働組合連合会

ページ範囲:P.807 - P.811

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過労死・過労自殺もでる勤務医の労働実態

1.医師の過労死・過労自殺の例

 表は,私が知り得た医師の過労死・過労自殺の労(公)災認定・申請中・裁判中のものである.これら以外にも私の知らないものもあると思われるし,これらは過労死・過労自殺の労(公)災認定や損害賠償を請求したもののみで,過労死や過労自殺を疑われるものの,労災認定等を請求してない例は,さらに多いのではないかと推察できる.

 というのも,私自身,医師の在職死や自殺などの例を見聞きしているが,さまざまな理由から断念した例を知っているからである.そして何よりも,これらの過労死・過労自殺と認定された事案が多くの勤務医の勤務内容に近いもので,これらが「特異な事例」とはとても言えないからである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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