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特集 医療政策の決定プロセス
巻頭言
著者: 広井良典
所属機関:
ページ範囲:P.961 - P.961
文献購入ページに移動 「医療政策の決定プロセス」というテーマは,非常に新しい話題であり,本誌で取り上げるのが初めてであるのはもちろん,このテーマを中心にまとまった特集が組まれること自体,ほとんど最初のことではないかと思われる.
しかしながら,このテーマが新しいものであると同時に,ある意味で非常に現実的な意味をもった課題であることは確かである.本特集の企画段階では想定していなかったことであるが,今年8月に衆議院の解散が急遽行われ,9月に総選挙があり,与党圧勝の結果を受けて,従来以上に明確な方向づけをもった「改革」が行われようとしている.社会保障分野ではちょうど年金,介護を受けて次は医療改革という流れが存在していたため,上記のような動きが医療の領域においても少なからぬ影響を与えつつあることは,あえて指摘するまでもないことだろう.
しかしながら,このテーマが新しいものであると同時に,ある意味で非常に現実的な意味をもった課題であることは確かである.本特集の企画段階では想定していなかったことであるが,今年8月に衆議院の解散が急遽行われ,9月に総選挙があり,与党圧勝の結果を受けて,従来以上に明確な方向づけをもった「改革」が行われようとしている.社会保障分野ではちょうど年金,介護を受けて次は医療改革という流れが存在していたため,上記のような動きが医療の領域においても少なからぬ影響を与えつつあることは,あえて指摘するまでもないことだろう.
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