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文献詳細

雑誌文献

病院64巻3号

2005年03月発行

文献概要

連載 狙われる病院 暴力・不当要求への対応・3

不当要求行為団体と「割れ窓理論」の実践

著者: 樫山憲法1

所属機関: 1徳島県警察本部刑事部捜査第二課暴力団対策室

ページ範囲:P.232 - P.234

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医療機関に対する不当要求行為者

 最近の反社会的勢力(暴力団等)の傾向,実態などについて,これまでの2回の連載で報告した.暴力団関係者は,暴力団組員であることを前面に出して各種の不当要求を行えば,「暴対法(暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律)」の規制を受けてしまう.したがって,彼らは隠れ蓑として,暴力団関連企業,社会運動標榜ゴロ,政治活動標榜ゴロなどに姿を変えるなど,活動形態を不透明化させながら資金獲得活動を活発化させている.

1.暴力団関連企業

 暴力団関連企業とは,もともと暴力団組員などが設立した企業,実質的に経営を支配している企業,暴力団員と親交のある者が経営する企業の総称で,暴力団組織を資金面から支えている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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