icon fsr

文献詳細

雑誌文献

病院64巻4号

2005年04月発行

文献概要

連載 ともに生きる社会のヘルスケア・システム・1

新しいコミュニティ

著者: 冨田信也1

所属機関: 1株式会社クロス・ロード

ページ範囲:P.322 - P.324

文献購入ページに移動
超高齢社会に備える

 21世紀の日本の地域社会と保健・医療・福祉の仕組みを考える時,人口の高齢化による諸々の社会的,経済的,政治的な変化や影響を予測しつつ,取り組む事業活動をデザインし計画することが大切であると考える.

 1996年6月,施設近代化整備事業を進める東京・杉並にある河北総合病院で,リニューアル工事で空き部屋となった外来診察室にデスクを置いて,地域社会に必要な在宅ケアサービスの項目を職員有志と一緒に検討し始めた.当時の東京都杉並区の高齢化率は15%程度で介護保険制度はまだ始まっていなかった.既に統計資料などから超高齢社会が予測でき必ずそれはくることは知識ではわかっていたが,だれにもその社会の現実はみえにくく,どのような保健・医療・福祉に関係するサービスを発想したらよいのか暗中模索の状態にあった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら