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文献詳細

雑誌文献

病院64巻5号

2005年05月発行

文献概要

特集 経営陣の一翼としての看護部長

米国における医療経営にかかわる看護職育成の現状

著者: 小林美亜12 池上直己3

所属機関: 1慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室 2ニューヨーク大学教育系大学院看護学科博士課程 3慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室

ページ範囲:P.395 - P.399

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米国において,看護管理者が経営に参画していくことは重要な役割の一つとなっている.1960年代の米国では,原則として病院へ支払われる報酬は,出来高払いであり,病院経営者のコスト意識はそれほど高いものではなかった.したがって,看護管理者の役割は,臨床機能を総括・管理することであり,主に人材管理に焦点があてられていた.

 しかし,1983年より医療費の抑制策として,連邦政府所管の高齢者医療保険であるメディケアに,入院医療費に対する支払い制度として,診断群(DRG : Diagnosis Related Groups )に基づく包括評価制度が導入された.その結果,各 DRG に対応した在院日数を超えないように在院日数管理を徹底することが病院に求められるようになった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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