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文献詳細

雑誌文献

病院64巻6号

2005年06月発行

文献概要

特集 社会的責任(CSR)が問われる病院

事業家の社会貢献から世界水準の地域医療へ

著者: 相田俊夫1

所属機関: 1財団法人倉敷中央病院

ページ範囲:P.469 - P.473

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倉敷中央病院の創設者大原孫三郎(1880~1943;以下孫三郎)は,法政大学総長を務めた経済学者大内兵衛氏の表現を借りれば,「1900年前半における大阪以西の最大の事業家であったが,彼はその作りえた富を散じて公共の事業をしたという点では,三井も三菱もその他いかなる事業家よりも,なお偉大な結果を生んだ財界人」であった(大内兵衛「高い山―人物アルバム」所収.岩波書店刊).

 本稿では,1人のカリスマ事業家が推し進めた社会的責任(CSR : Corporate Social Responsibility)の源流を振り返りつつ,その落とし子の一つである当院の歴史,そして現在企業において注目されている CSR を当院にあてはめ,病院における CSR の今後のあり方について述べてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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