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文献詳細

雑誌文献

病院64巻7号

2005年07月発行

文献概要

特集 スピリチュアリティと病院

健康とスピリチュアリティ―WHOでの議論から学べること

著者: 津谷喜一郎1 山積隆之介2

所属機関: 1東京大学大学院薬学研究科・医薬経済学 2東京大学薬学部

ページ範囲:P.534 - P.537

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「健康」を定義するのはひどく難しい.

 1990年代以降,健康観や身体観に関する議論が盛んに行われるようになった.こうした議論は個人レベル,国・地域レベル,世界レベルでなされる.この中で,WHO 憲章の前文に掲げられている健康の定義を改定しようという動きが1998年から1999年にかけてあった(表1).しかし,改定はなされなかった.ところが,これが既になされたとしばしば誤解されている.

 何が WHO を舞台として議論されたのであろうか? その背景は何であろうか?

 本稿は,WHO での議論を紹介することにより,今後の日本の病院におけるスピリチュアリティを含めたサービスについて考慮し,その向上へと寄与せんとするものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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