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文献詳細

雑誌文献

病院64巻7号

2005年07月発行

文献概要

連載 病院改革 患者さんの期待を超越せよ!・4

CQI:Continuous Quality Improvement インターマウンテイン・ヘルス・ケアの事例から学ぶ(2)

著者: 浦島充佳12

所属機関: 1東京慈恵会医科大学臨床研究開発室 2東京慈恵会医科大学小児科学講座

ページ範囲:P.566 - P.570

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IHC 路線変更初期

 ジェームス医師が IHC (Intermountain Health Care)に赴任した1986年当初,IHC はよろず修繕屋の状態でした.ある日ジェームス医師は,TQM(Total Quality Management) の父と呼ばれるエドワード・デミング博士の講演で「質が高ければコストを下げることができる」という言葉に強く感化されます.

 ジェームス医師は早速 IHC で行われた臨床試験データをもとに検証したところ,デミング博士の主張する「質とコストの関係は事実である」ことを確認できたのです.ジェームス医師は,財務および経営部門と共同で,活動度に応じた特殊会計システムを構築し,すべての科を超えてこれを実行したのです.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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