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文献詳細

雑誌文献

病院65巻1号

2006年01月発行

文献概要

特集 地域医療の新たな展開と病院

地域医療の新たな取り組み―在宅医療の推進に向けて

著者: 鴨下重彦1

所属機関: 1社会福祉法人賛育会賛育会病院/厚生労働省社会保障審議会医療部

ページ範囲:P.14 - P.18

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21世紀に入って日本人最大の関心事は健康であるという.人々の健康を支えるのは医療である.それを確保するのは医療制度であり,その核心は医療提供体制に在る.健康への関心とともに,人々の医療制度や医療提供体制に対する関心も高まってきている.その中で最も身近なものは地域医療であり,今後の少子高齢化,さらに多老多死の社会を迎えて,地域医療の在り方,特に在宅医療はますます重要性を増してきている.

 今回は診療のネットワーク作りを題として与えられたが,現在厚生労働省が第5次医療法の改正を目前にして医療制度改革に取り組んでおり,その中でも過去1年余り社会保障審議会医療部会で医療提供体制の制度改革の議論にかかわってきた立場から,在宅医療を中心に述べることとする.

参考文献

1) 佐藤智編:ライフケアシステム 20 年史 在宅ケアの真髄を求めて,平文社,2003
2) 辻哲夫:医療制度改革をめざすもの.在宅医療助成勇美記念財団主催「在宅医療推進フォーラム」抄録.2005 年 11 月 23 日,東京
3) 片山壽:患者本位のシステムとしての地域医療連携と在宅医療.治療 87:1693-1701,2005
4) 押川真喜子:自宅で迎える幸せな最後.文芸春秋,2005
5) 鴨下重彦,川越厚,中川恵一,他:ターミナルケアの現状と問題点をさぐる(座談会).特集ターミナルケア―現状と課題 日医雑誌 129:1695-1710,2003
6) 森亘:美しい死―品位ある医療の一つの結末―.日医雑誌 118:1459-1464,1997

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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