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特集 在宅医療を支える地域連携システムとは
地域に広がるパスは在宅医療・連携の推進に役立つか
著者: 真野俊樹1
所属機関: 1多摩大学医療リスクマネジメントセンター
ページ範囲:P.811 - P.815
文献購入ページに移動■今回の診療報酬のインパクト
2006 年 4 月の診療報酬の改定は,以前からうすうす言われていたとはいえ,史上最大ともいえる厳しさの,3.16 %のマイナス改定になった.これだけでも大きいのだが,実際には,もっと医業収益が減った医療機関が多い.
実は,最も気をつけねばならないことは,今回の診療報酬改定が単なる 3.16 %の改定ではなく,いろいろな方針の転換を含んでいるので,その方針に合わなかった医療機関では猛烈な減収になったということである.
2006 年 4 月の診療報酬の改定は,以前からうすうす言われていたとはいえ,史上最大ともいえる厳しさの,3.16 %のマイナス改定になった.これだけでも大きいのだが,実際には,もっと医業収益が減った医療機関が多い.
実は,最も気をつけねばならないことは,今回の診療報酬改定が単なる 3.16 %の改定ではなく,いろいろな方針の転換を含んでいるので,その方針に合わなかった医療機関では猛烈な減収になったということである.
参考文献
1) 下村裕見子:21 世紀の医療連携 連携実務者による連携実務者のための「東京都連携実務者協議会」発足.CLINICIAN' 543 : 975-982, 2005
2) 【鼎談】 クリティカル・パス―その導入へ向けて カレン・ザンダー氏(クリティカル・パスの創始者)とともに 週刊医学界新聞 第 2332 号 1999 年 3 月 29 日
3) 立川幸治,阿部俊子:クリティカルパスがかなえる! 医療の標準化・質の向上記録のあり方から経営改善まで.医学書院,2005
4) 西尾悠介,竹内建人,長汐亮:当科における大腿骨頸部骨折クリティカルパス―急性期病棟入院期間遷延因子の検討 医療マネジメント学会雑誌 6(3):517-520,2005
5) 近藤暁子,菅田勝也,五十川弥生,坂本すが,貝瀬友子,西林和美:大腿骨頸部骨折クリティカルパス―適用・非適用患者の比較,医療マネジメント学会雑誌 6(3):521-525,2005
6) 貝塚広史,岡田晋吾:地域医療のためのパスの普及と今後の課題,病院新時代 15:1-2,2004
7) 新里誠一郎,宮城恵子:病診連携から地域貢献まで.地域医療支援病院の役割と課題,病院新時代 15:3-4,2004
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