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特集 在宅医療を支える地域連携システムとは 在宅療養を支える地域連携システム事例
顔の見える病診連携の歩み
著者: 山室渡12
所属機関: 1済生会神奈川県病院 2病診連携Wの会
ページ範囲:P.817 - P.820
文献購入ページに移動■病診連携 W の会
平成 4 年,患者紹介の多い診療所医師有志と当院の勤務医が,それぞれ「相手の顔を見たい」ということになり意見交換会をもった.若手の医師が多かったことから,Wakate の会の意味で「W の会」と名付け定期的に会合をもつことになった.その結果,患者を紹介する側,紹介される側ともに様々な問題を抱えていることがわかり,自然に病診連携研究会の様相を呈するようになった.平成 6 年の第 7 回から「病診連携 W の会」と名称を変更し,W という文字にかかりつけ医と病院専門医の 2 人主治医制,W=double Doctor の意味を込めるようになった.病院側は研修医も含む各科医師に加えコメディカル,事務職員も参加するようになり,診療所側も年ごとに会員数が増加し,神奈川区から近隣各区に拡大した.本会は年に 2 回ずつ開催され,平成 18 年 6 月には第 29 回が診療所側,病院側合わせて約 70 名の参加で行われた.
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