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特集 在宅医療を支える地域連携システムとは
在宅酸素療法における事業者の役割―チーム医療の一員として
著者: 古田拓1
所属機関: 1帝人在宅医療株式会社
ページ範囲:P.828 - P.832
文献購入ページに移動 現在,わが国では第 5 次医療法改正の中で,地域医療計画の見直しにより入院医療から在宅医療への強力なシフトがなされ,在宅医療の位置づけがよりクローズアップされている.そして,それを支えるチーム医療の重要性が叫ばれている中で,民間事業者もその一員として在宅医療をどうサポートするかが問われている.
わが国の在宅医療は,1984 年の在宅自己腹膜灌流療法,85 年の在宅酸素療法の指導管理料新設を契機に拡大してきた.中でも在宅酸素療法(Home Oxygen Therapy;以下 HOT) は,わが国の在宅医療で最も普及した分野として位置づけられている.
わが国の在宅医療は,1984 年の在宅自己腹膜灌流療法,85 年の在宅酸素療法の指導管理料新設を契機に拡大してきた.中でも在宅酸素療法(Home Oxygen Therapy;以下 HOT) は,わが国の在宅医療で最も普及した分野として位置づけられている.
参考文献
1) 石原秀樹ほか:在宅呼吸ケアの現状と課題;平成 16 年度全国アンケート調査報告.厚生労働省特定疾患呼吸不全に関する調査研究班平成 16 年度研究報告書 68-71,2004
2) 厚生労働省告示及び関係通知 平 18.3.6 保険発第 0306001 号,2006
3) 日本呼吸器学会 COPD ガイドライン第 2 版作成委員会:COPD(慢性閉塞性肺疾患)診断と治療のためのガイドライン第 2 版,メディカルレビュー,2004
4) 日本胸部疾患学会肺生理専門委員会:在宅酸素療法検討報告について.日本胸部疾患学会誌 22(8):730-732,1984
5) 日本呼吸器学会在宅呼吸ケア白書作成委員会:呼吸ケア白書,文光堂,2005
6) 波勢進,豊田耕輔:阪神淡路大震災在宅酸素療法フォロー企業の対応報告.日本エム・イー学会専門別研究会「在宅医療と ME 技術」研究会研究報告書 4(4):8-11,1996
7) 石原享介:大規模災害時の呼吸管理:在宅酸素療法を中心に.呼吸 21(11):997- 1001 ,2002
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