病院65巻3号

2006年03月発行

特集 新しい臨床教育手法―シミュレータの活用 トレーニングラボの実例：企業による施設

テルモメディカルプラネックス

著者： 田辺進¹ 池田素康²

所属機関： ¹テルモ株式会社研究開発センター ²テルモ株式会社医療器カンパニー

ページ範囲：P.224 - P.226

テルモ株式会社は2002年6月，先端的な医療技術の開発と普及を目的にテルモメディカルプラネックスを設立した．この施設は，医師や臨床工学技士，看護師をはじめとするあらゆる医療関係者とテルモのコラボレーションの場として，医療現場に密着した製品開発と，新しい治療方法や安全な医療技術の普及，スキルアップの促進を目指している．

　同施設の名称である「プラネックス（Pranex）」は，医療関係者が行う「医療手技の実践・実習」を意味する「Practice」と，研究開発センターの別館を表す「Annex」をあわせた造語で，同施設設立の目的を表現している．