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文献詳細

雑誌文献

病院65巻7号

2006年07月発行

文献概要

連載 病院ファイナンスの現状・23

ファイナンス・リース

著者: 福永肇1

所属機関: 1国際医療福祉大学医療福祉学部医療経営管理学科

ページ範囲:P.582 - P.585

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 高額医療機器を中心にリースを利用されている医療機関は多いと思います.リースはモノの貸借,すなわち物の融通(物融)であって,金の融通である金融ではありません.しかし実質的にリースは設備投資の資金調達代替手段として活用されています.高額医療機器を銀行借入によって購入し,毎月,返済していくこともできます.では,病院ではどうしてリースを選択することがあるのでしょうか.今月号では,病院が活用しているリースについて,原点に立ち戻ってそのメリットと注意点について整理してみます.

■ファイナンスとしてのリース

 リース取引は法律上では賃貸借取引になります.賃貸借取引の主なものとして,①一般の賃貸借(賃貸住宅など),②レンタル(レンタカー,レンタルビデオなど),③チャーター(航空機など),④リースがあります.このうち④のリースはファイナンス・リースとオペレーティング・リースに分かれますが,通常はファイナンス・リースを “リース” と呼びます(図).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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