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文献詳細

雑誌文献

病院65巻7号

2006年07月発行

文献概要

連載 医療ソーシャルワーカーの働きを検証する・2

MSW のコーディネート機能による機能連携への貢献―平均在院日数短縮への貢献

著者: 関田康慶1 阿部真菜美2

所属機関: 1東北大学大学院経済学研究科医療福祉講座医療福祉システム分野 2東北大学大学院経済学研究科後期課程

ページ範囲:P.586 - P.589

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■病院機能分化と機能ユニットマネジメント

 病院機能を(A,B,C…H)集合で表すと,地域単位や病院単位の必要病院機能が,例えば(A,B),(D,F,H)等の病院機能ユニット集合で示される.ここで A,B,C…,H は病院機能ユニットで病院の機能単位である.いいかえると病院機能ユニット(A,B),(D,F,H)等の機能ユニット構成の集合によって,地域の広域的病院機能や個々の病院機能が設計できる.

病院機能(A,B,C…H)集合

→ 機能分化(機能ユニットの集合);(A,B),(D,F,H)等

→ 地域の広域的病院機能や個々の病院機能の設計

参考文献

1) 阿部真菜美,関田康慶:紹介・連携部門の充実が平均在院日数等に与える影響,病院管理,Supplement 42:60,2005
2) 関田康慶:地域医療システムづくりと MSW―医療改革渦中の課題と展望.第 12 回日本医療ソーシャルワーク研究会宮城大会プログラム:4-13,2005 年 7 月 2 日,東北福祉大学
3) 加藤由美,関田康慶,他:医療ソーシャルワーカーのコーディネーションに対する患者,家族,院内外関係者,ワーカーの満足度評価分析―効果性の評価視点に基づく医療福祉システムコーディネート機能の評価,社会福祉学 43(1):54-66,2002
4) 伊藤敦,関田康慶:“医療・福祉・居宅機能ユニット統合システムの視点から考察したグループ診療の効果と問題点”,グループ診療研究 11(1):27-40,2005
5) 関田康慶:「高齢社会の医療・福祉・居宅機能ユニットのユニット化・統合化の効果と効率に関する研究 平成 14 年~16 年度文部科学省科学研究費補助金(基礎研究(B)(1)研究成果報告書)」,2005
6) 関田康慶:機能分化と医療経営,日本病院会雑誌 51:67-80,2004
7) 永田智子,大島浩子,他:退院支援の現状に関する全国調査―病院における退院支援の実施体制に焦点を当てて,病院管理 41(4):301-310,2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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