文献詳細
文献概要
連載 今,なぜ医療経営学を学ぶのか 基本からわかる医療経営学・3
病院における効果的なチーム・デザイン
著者: 井川浩輔1
所属機関: 1琉球大学法文学部
ページ範囲:P.660 - P.663
文献購入ページに移動■「チーム・デザイン」とは何か
今日,わが国においてもチーム医療への関心が高まっています.しかし,医療現場においてチーム医療を実施することは簡単なことではありません.実際に,「チームで仕事を行う際に,職種間の壁を取り除くことができません」という声をよく耳にします.多様な医療専門職が働く職場では,経営者や管理者の方々が,絶え間ない試行錯誤を続けていることでしょう.
一言で「チーム」といっても,チームにはいろいろな側面があります.いわゆる「チームワーク」という言葉から連想できるように,チーム・メンバーの仲の良し悪しという感情的な一面を思い浮かべる方もいるでしょう.前号では,組織全体の構造やデザインをテーマにしましたが,今回は,「チーム・デザイン」というマネジメントの仕組みに着目します.
今日,わが国においてもチーム医療への関心が高まっています.しかし,医療現場においてチーム医療を実施することは簡単なことではありません.実際に,「チームで仕事を行う際に,職種間の壁を取り除くことができません」という声をよく耳にします.多様な医療専門職が働く職場では,経営者や管理者の方々が,絶え間ない試行錯誤を続けていることでしょう.
一言で「チーム」といっても,チームにはいろいろな側面があります.いわゆる「チームワーク」という言葉から連想できるように,チーム・メンバーの仲の良し悪しという感情的な一面を思い浮かべる方もいるでしょう.前号では,組織全体の構造やデザインをテーマにしましたが,今回は,「チーム・デザイン」というマネジメントの仕組みに着目します.
参考文献
1) 奥林康司(編著):入門 人的資源管理.中央経済社,2003
2) 大橋昭一,竹林浩志(編著):現代のチーム制―理論と役割,同文舘出版,2003
3) 奥林康司,他:柔構造組織パラダイム序説―新世代の日本的経営,文眞堂,1994
掲載誌情報