icon fsr

文献詳細

雑誌文献

病院66巻1号

2007年01月発行

文献概要

研究と報告【投稿】

病院看護師の訪問看護師との連携に関する意識状況分析

著者: 今磯純子1 石井英子2 加藤容子3

所属機関: 1日本赤十字豊田看護大学 2中部大学 生命健康科学部保健看護学科 3訪問看護ステーション太陽

ページ範囲:P.55 - P.58

文献購入ページに移動
 現代医療技術の進歩,介護保険制度の導入・改正などに伴い,在院日数は短縮化し,医療依存度の高い状態で退院して在宅療養生活を送る患者が増加している.また,在宅生活を望む患者や家族の声も多い.そのため,入院生活から在宅療養生活へと円滑に移行でき,患者や家族にとって安心して療養生活を送ることのできるよう有効な支援のあり方を考えることが重要となる.

 2006年4月の診療報酬改定に伴い,「訪問看護療養費に係る指定訪問看護の費用の額の算定方法」(平成18年厚生労働省告示第102号)および「訪問看護療養費に係る訪問看護ステーションの基準等」(平成18年厚生労働省告示第103号)が適用された.そして,医療依存のある状態で退院する患者に対し,在宅療養生活に必要な療養指導を訪問看護師と,主治医または医療施設職員などと実施した場合,地域連携退院時共同指導料として加算されるなど,在宅支援に向け病院と地域の連携が重要視され始めた.

参考文献

1) 宇都宮宏子:特定機能病院における地域連携と専任の退院計画調整看護師の役割,看護展望29(9):22-30,2004
2) 門脇豊子,清水嘉与子,他(編):看護法令要覧 平成18年版,p.3,日本看護協会出版会,2006
3) 黒江ゆり子,藤澤まこと,他:県内医療施設における退院調整の実態,岐阜県立看護大学紀要 5(1):109-115, 2005
4) 宮田昌司:病棟看護師に望む地域への患者情報提供,Community Care 7(4):29,2005
5) 福永一郎:地域ネットワークのあの手この手,保健師ジャーナル 60(10):950-953,2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?