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文献詳細

雑誌文献

病院66巻1号

2007年01月発行

文献概要

連載 病院管理フォーラム ■防犯対策・4

武蔵野赤十字病院における防犯対策

著者: 高橋高美1

所属機関: 1武蔵野赤十字病院

ページ範囲:P.85 - P.87

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 最近世間では凶悪な窃盗事件が多発している.病院も例外ではなく,第三者による盗難や器物破損等で被害を受けることがあり,危機管理対策が急がれている.しかし多くの病院は,対策を行うことは理解していても,防犯に必要な器械の購入が不可欠であると考え,「病院経営の現状を考えると,なかなか実行に踏み切れない」という声を聞く.

 当院は救命救急センターを有し,休日・夜間も診療を行っているため24時間・365日オープンな環境であるにも関わらず,5年前までは防犯対策について有効な取り組みをしていなかった.しかし,安全で安心していただける医療を提供するために,患者の療養環境に目を向けて現状を把握し,臨床の現場で職員から生の声を聴くうちに,病院として取り組む防犯対策の必要性が明確になった.その後,外来棟の新築や救命救急センター全面改築に伴い建物の構造が変化してきたが,防犯対策も継続して改善し今日に至っている.

参考文献

1)高橋高美,他,三宅祥三(監修):医療安全への終わりなき挑戦 武蔵野赤十字病院の取り組み,看護部の組織づくり―リスクマネジメント・ナースの役割:pp 28-30,エルゼビア・ジャパン,2005
2)高桑大介:医療機関のセキュリティ対策の実際と課題 武蔵野赤十字病院の取り組み,看護管理 13(12):pp 974-978,医学書院,2003

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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