病院66巻10号

2007年10月発行

連載 病院管理フォーラム ■医療経営と可視化・1

可視化の考え方

著者： 真野俊樹¹

所属機関： ¹多摩大学統合リスクマネジメント研究所

ページ範囲：P.866 - P.868

　「医療経営の内容が不透明である」従来から言われてきた点である．今回の連載では，済生会宇都宮病院，済生会吹田病院，福井県済生会病院，済生会新潟第二病院の参加協力4病院における，平成17年度（平成17年4月1日から平成18年3月31日）の財務諸表を含む各種数値情報，役職別階層ならびにDPCデータ（様式1），および平成17年7月から平成18年3月の急性心筋梗塞に関する臨床指標数値データを基にして，可視化の具体例について連載形式で紹介したい．

　今回はその第1回目であるので，可視化というものの考え方を紹介したいと思う．

参考文献

1）近藤克則：「医療費抑制の時代」を超えて―イギリスの医療・福祉改革，医学書院，2004

2）遠藤功：見える化，東洋経済新報社，2005