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文献概要
特集 躍進するアジアと病院戦略
泰達国際心血管病医院の国際化
著者: 兪剛1
所属機関: 1泰達国際心血管病医院
ページ範囲:P.918 - P.921
文献購入ページに移動病院の名前の由来については,「TEDA」は天津経済技術開発区の英文名称(TEDA-Tianjin Economic-Technological Development Area)の略語であり,「泰達」は音訳である.天津経済技術開発区は北京,天津に臨み,東北,華北,西北地域に面し,地理的に有利な条件に恵まれている.また隣接する渤海区域は人口も多く,都市も発展しており,交通も便利で,商工業が発達し,市場規模が多く,購買力が高いという商工業を発展させるには理想的な条件を備えた場所である.既に600社余りの日本企業を含む,3,000社以上の国際企業が進出しており,代表的な企業にはトヨタ,ヤマハ,大塚製薬,富士通,松下などがある.天津経済技術開発区は「21世紀の国際市場に繋がる最高の投資環境を整備する」ことに注力していた.泰達国際心血管病医院もその一環で,投資額は7.2億元,日本円でおよそ120億円であった.
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