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文献詳細

雑誌文献

病院66巻3号

2007年03月発行

文献概要

研究と報告【投稿】

特定機能病院における在宅療養支援 末期乳がん患者の退院支援からの検討

著者: 井上智子1 坂藤昌子2 東村昌代3 福岡富子3 阿曽洋子4 葉山有香1

所属機関: 1大阪府立大学看護学部 2大阪大学医学部附属病院保健医療福祉ネットワーク部 3大阪大学医学部附属病院 4大阪大学医学部保健学科

ページ範囲:P.235 - P.239

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 病院の機能分化,在宅医療の推進という医療政策の大きな流れの中,高度先端医療や地域の中核的な医療を担う病院においては,医療連携・地域連携を推進する専門部署を設け,入院患者が円滑に在宅療養へと移行できるように支援を行っている.

 大阪大学医学部附属病院(以下,当院)でも,2002年4月に保健医療福祉ネットワーク部(以下,ネットワーク部)を設置し1),医療福祉相談を開始するとともに,患者が退院後も適切な場で療養が続けられるよう退院支援を行っている.今回,末期乳がん患者の退院支援の実際から,在宅医療を推進するうえでの課題と方策を検討したので紹介する.

参考文献

1)末澤廣子,新地敦彰,他:特定機能病院における「医療連携と継続看護」,看護展望 28(5):68-78,2003
2)財団法人厚生統計協会:国民衛生の動向・厚生の指標 臨時増刊 52(9):424,2005
3)大野ゆう子,中村隆,他:日本のがん罹患の将来推計,「がん・統計白書―罹患/死亡/予後―2004」(大島明,黒石哲生,他編),p 215,篠原出版,2004
4)井上賢一,田部井敏夫:再発乳がん(抗がん剤治療後),治療 87(4):1520-1525,2005
5)猿丸修平,渡辺亨:乳がんのホルモン療法,産科と婦人科 72(1):77-83,2005
6)新井達広,藤井博文:ギアチェンジ,緩和医療学 7(2):204-205,2005
7)二宮淳:治療方針変更のポイント,がん看護 10(5):415-417,2005
8)横枕令子:治療方針変更にかかわる看護(ギアチェンジ),がん看護 10(5):418- 420 ,2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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