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文献概要
連載 リレーエッセイ 医療の現場から
伝えるテクニック
著者: 朝倉弘恵
所属機関:
ページ範囲:P.271 - P.271
文献購入ページに移動 病院で自分の症状を伝えるのは,とても難しい.どんなに言葉を尽くしても,伝わらないものは伝わらない.そのうえ,せっぱつまった状態では,思いが先走りすぎて,何を言いたいのかよくわからなくなってしまう.
私は,2歳の時に日本では患者数の少ない難病であることがわかって以来,30年以上にわたり定期的な通院を続けている.骨異形成症を伴う疾患のため,軽度の衝撃でも常に骨折しやすい.19歳の時に交通事故で大腿部骨頭骨折をしてから,今まで10回近く手足の骨折を繰り返してきた.抜き足差し足忍び足で暮らす毎日である.
私は,2歳の時に日本では患者数の少ない難病であることがわかって以来,30年以上にわたり定期的な通院を続けている.骨異形成症を伴う疾患のため,軽度の衝撃でも常に骨折しやすい.19歳の時に交通事故で大腿部骨頭骨折をしてから,今まで10回近く手足の骨折を繰り返してきた.抜き足差し足忍び足で暮らす毎日である.
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