文献詳細
文献概要
特集 変革に立ち向かう病院―病床削減と人材難に対処する
「変わる病院」戦略的事例:非自治体病院再編 病院の統合と活性化
著者: 川上義和1
所属機関: 1KKR 札幌医療センター病院
ページ範囲:P.332 - P.335
文献購入ページに移動1997年,経営状況が健全でない病院を整理統廃合するため「直営病院再編・統合計画」が決定され,具体的な動きが始まった.旧幌南病院と旧斗南病院は同じ札幌市にあり,いずれも1952年前後にそれぞれ結核療養所,職域診療所として出発したが,順次一般病院へと脱皮を図り,北海道民に高度,良質の医療を提供するべく努力してきた.しかし,一方の病院に巨大な累積赤字があったため統合することになり,長年にわたる推進期間の後,両病院は2006年4月をもって統合を完了し,KKR 札幌医療センター(本院)と KKR 札幌医療センター斗南病院(分院)となった.
ここでは,この統合の経緯とアウトカムを紹介して大方の参考に供したい.
参考文献
掲載誌情報