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文献概要
特集 医療連携における看護師の役割
巻頭言
著者: 池上直己1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室
ページ範囲:P.381 - P.381
文献購入ページに移動 医療連携の推進が課題となっており,そのための医療計画や診療報酬上の様々な対応が強化されつつある.しかし,焦点は医師と病院にあり,ケアを直接担う病棟看護師や,患者を受け取る訪問看護師や施設の看護師の立場からは,連携する際の留意点,方法,書式等についての具体的な検討は十分なされておらず,こうした観点から本特集を企画した.
まず,厚生労働省の在宅看護専門官や,在宅ケアの実践者としてのご経験から山田雅子先生は,退院調整担当者として治療や看護の内容をできるだけシンプルに調整する必要を指摘している.とかく病院のケアが最善であり,それを退院後も継続することが連携先の責務である,という病棟看護師の考え方から発想を転換する必要性,また ALS 呼吸装着者の具体的な例を介して地域として必要なサービスを開発する必要性を強調した点には同感する.
まず,厚生労働省の在宅看護専門官や,在宅ケアの実践者としてのご経験から山田雅子先生は,退院調整担当者として治療や看護の内容をできるだけシンプルに調整する必要を指摘している.とかく病院のケアが最善であり,それを退院後も継続することが連携先の責務である,という病棟看護師の考え方から発想を転換する必要性,また ALS 呼吸装着者の具体的な例を介して地域として必要なサービスを開発する必要性を強調した点には同感する.
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