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医療材料は種類が多岐にわたり,同一の種類においても複数の製品が存在することから,その数は膨大なものとなっている.複数の診療科,病棟,職種がそれらを毎日大量に消費する病院において,その管理は容易ではない.臨床に忙しい現場では「何をどれだけ使ったか」「誰が何を,いつ注文したか」を把握することが難しく,2重発注による在庫過剰や,逆に発注漏れが起こりやすい.
鹿児島大学病院では,医療情報部が中心となって,1992年に院内での物流システムをスタートさせた.「各部署が必要な医療材料について管理課に伝票を提出し,管理課がまとめて業者に発注するという従来の流れでは,管理課も現場の在庫を把握できず,同じ請求が来ても2重発注と気づきません」と医療情報部准教授の宇都由美子氏は指摘する.
鹿児島大学病院では,医療情報部が中心となって,1992年に院内での物流システムをスタートさせた.「各部署が必要な医療材料について管理課に伝票を提出し,管理課がまとめて業者に発注するという従来の流れでは,管理課も現場の在庫を把握できず,同じ請求が来ても2重発注と気づきません」と医療情報部准教授の宇都由美子氏は指摘する.
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