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文献詳細

雑誌文献

病院66巻8号

2007年08月発行

文献概要

特集 技術革新と競争激化―特定保険医療材料の今後

わが国における人工膝関節の現状と今後

著者: 松本秀男1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.671 - P.675

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変形性膝関節症

 近年,わが国では人口の高齢化に伴い骨粗鬆症,変形性脊椎症,変形性関節症などの運動器の変性疾患が著しく増加している.特に膝関節の加齢性変化である変形性膝関節症の増加は顕著で,各医療機関でこれらを治療する機会が著しく増えるとともに,その治療に要する費用も飛躍的に増加している.

 変形性膝関節症は関節構成体,特に軟骨組織の変性が年齢に伴って進むことが原因で,40歳代後半から徐々に見られるようになり,70歳代,80歳代では,ほぼ全員に何らかの変形性変化を認める.リスクファクターとして女性,高年齢,肥満などが指摘されている.

参考文献

1)松野誠夫,他:人工膝関節置換術―基礎と臨床,文光堂,2005
2)松本秀男,他:大腿四頭筋温存型人工膝関節―手術技法と問題点,整形外科 57(1):84-88,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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