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文献概要
連載 リレーエッセイ 医療の現場から
がん治療を支える―早期からの緩和ケア
著者: 有賀悦子1
所属機関: 1国立国際医療センター緩和ケア科
ページ範囲:P.803 - P.803
文献購入ページに移動60代の膵がんの女性でした.都内のある大学病院で診断され,塩酸ゲムシタビンの外来化学療法と疼痛コントロールを受けていました.痛みと嘔気が強く,緩和ケア科外来に移りたいと問い合わせがありました.急性期病院での緩和ケアですので,基本的にがん治療を施行されている方を対象とした緩和ケア外来です.「そちらに移って,症状の緩和と可能ならがん治療も平行して続けたい」とのこと.まずは消化器科を受診してもらいました.
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