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文献詳細

雑誌文献

病院67巻10号

2008年10月発行

文献概要

特集 病院と家庭医療

大学が県単位の広域で取り組む家庭医養成プロジェクト

著者: 葛西龍樹1

所属機関: 1福島県立医科大学 地域・家庭医療部

ページ範囲:P.873 - P.876

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 「家庭医療が利用者の利益を最優先した健全なシステムとして,早く日本に浸透してほしい」.筆者はこのように願って1990年から家庭医療を追求しているが,本稿では2006年3月に筆者が福島県立医科大学(以下,福島医大)へ赴任してから取り組んでいる「県を単位とした広域に及ぶ公益性の高い家庭医養成プロジェクト(福島医大モデル)」の進捗状況について報告する.医療確保も含めた,日本の大きな医療制度改革の参考になれば幸いである.

参考文献

1)Stewart MA,et al(ed) : Patient-Centered Medicine―Transforming the Clinical Method(2nd ed), Radcliffe Medical Press, Oxford, pp153-166, 2003
2)島崎謙治,他:北海道更別村におけるプライマリ・ケアの実践とその効果評価,厚生労働科学研究研究費補助金 政策科学推進研究事業「医療等の供給体制の総合化・効率化等に関する研究」平成17年度総括・分担研究報告書(主任研究者 島崎謙治),pp133-187,2006
3)川越雅弘,他.:北海道更別村における家庭医機能の地域展開とその効果評価―住民アンケート調査から.日本プライマリ・ケア学会誌 30(3):262-269,2007
4)McWhinney IR:第一回家庭医療学専門医認証式祝辞.葛西龍樹:家庭医療―家庭医をめざす人・家庭医と働く人のために,ライフメディコム,pp172-177,2002
5)葛西龍樹,富塚太郎:プライマリ・ケア診療の質追求.プライマリ・ケア再考:英国家庭医制度から学ぶ①,日本医事新報 4372:97-100,2008
6)富塚太郎,葛西龍樹:家庭医の役割・倫理教育と規制―特に医師免許更新制度を巡って.プライマリ・ケア再考:英国家庭医制度から学ぶ②,日本医事新報 4388:94-99,2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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