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文献詳細

雑誌文献

病院67巻12号

2008年12月発行

文献概要

特集 検証 平成20年度診療報酬改定

巻頭言

著者: 猪口雄二1

所属機関: 1寿康会病院

ページ範囲:P.1045 - P.1045

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 日本の診療報酬は2年に1度改定される.その改定内容は,その時の医療情勢や医療機関の経営状況を反映させるが,改定の基本は「社会保険審議会,医療部会・医療保険部会」にて決定され,中医協はその方針に従って「診療報酬改定を具体化する」ことが役割とされている.

 今回の改定の根幹には,産科・小児科等の医師不足や医療崩壊が現実化している状況より,これらの急性期医療に傾斜配分されることが基本とされていた.そして,その財源として,「再診料引き下げ」が行われると言われていた.一方,今回は「後期高齢者医療制度」の開始と同時改定であり,高齢者に相応しい診療報酬制度を創設することが中医協の役割でもあった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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