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文献詳細

雑誌文献

病院67巻2号

2008年02月発行

文献概要

特集 医療に求められるイノベーション

サービス分野におけるイノベーション

著者: 小笠原敦12 榊原清則3

所属機関: 1独立行政法人産業技術総合研究所 2立命館大学大学院テクノロジー・マネジメント研究科 3慶應義塾大学総合政策学部

ページ範囲:P.110 - P.114

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 日本では近年,総人口が減少する下で国の経済の健全性を保つために,「成長のエンジン」としてのイノベーションへの期待が高まっている.イノベーションとは一般に既存のモノやサービス,それを実現する方法に対して,何かの新しい知識やアイデア,仕組みを採り入れて革新や変革や刷新を行い,価値を生み出し,現実の経済や社会にインパクトを与えることを意味する.

 イノベーションというのは本来ふくらみのある言葉であるが,日本における従来のイノベーション論議は次の2点で狭いものだった.第1は「イノベーション=技術革新」という理解に基づく議論が多かったことである.第2は,その技術革新の中でもさらに製造業を中心に,いわゆるモノづくりの技術革新に議論が片寄っていたことである.

参考文献

1)西田佳史:子供の事故予防と安全知識循環型社会を目指す,産総研Today,2007年1月
2)Hasegawa T:General aspects of risk management, J. Natl. Inst. Public Health 51(3), 2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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