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特集 事務職員の採用とキャリア形成
病院における人事管理と事務職の役割
著者: 池上直己1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室
ページ範囲:P.211 - P.214
文献購入ページに移動 DPCによる包括評価や安全管理の規定等の導入に対応するために,病院として組織的に取り組む必要があり,その際,管理者(病院のCEO)にとって,一般的管理技能(general management skill)を有する人材の確保が不可欠である.すなわち,日常的に発生する管理上の問題に対して迅速・適切に対応し,また診療科別管理会計等の手法を駆使して実績に基づいた中長期計画を企画・立案できるような人材が必要であり,こうした人材をいかに採用,養成するかが大きな課題である.そこで,本稿では事務職に焦点を当てて現状を分析し,今後を展望する.
参考文献
1)Mintzberg H : Structure in Fives. Designing Effective Organizations. Prentice-Hall, 1983
2)池上直己:医療の政策選択,勁草書房,pp. 97-111,1992
3)Atkinson J, Meager N : Changing Working Patterns : How companies achieve flexibility to meet new needs, Institute of Manpower Studies, National Economic Development Office, London, 1986
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