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特集 看護師の役割を今問い直す
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著者: 神野正博1
所属機関: 1特別医療法人財団董仙会恵寿総合病院
ページ範囲:P.293 - P.293
文献購入ページに移動すなわち,看護師の役割という視点からすれば,第一に医師が従来担っていた業務を受け取る,あるいは協働する役割がある.患者への説明と同意の取得や,疾病に関わる教育・指導など,看護師が持つ医療知識を存分に発揮することで,医師の過重を軽減させる役割である.また,第二に,従来看護師が行ってきた役割を,看護師の本来業務とは何かをもう一度見直すことで,他の医療職に移譲していくことが重要であろう.協働していくべき職種としては,事務職(文書管理・医療事務・コンピュータ入力・診療材料管理など),介護職のほかに,薬剤師,臨床検査技師,臨床工学技師,リハビリテーションに関わる療法士など多岐に渉ると思われる.
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