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連載 病院管理フォーラム ■医療経営と可視化・8
現場からの可視化(2)―可視化と医療経営の課題
著者: 宮部剛実1
所属機関: 1大阪府済生会吹田病院
ページ範囲:P.452 - P.454
文献購入ページに移動 現場(済生会吹田病院)における取り組みから「可視化」がどのように医療経営において実践されてきたのか,その背景と具体例について考察を加えて紹介する.さらに本連載の契機となった他の済生会病院とのベンチマーク研究についてふれる.最後に可視化を阻む課題についても考えてみたい.なお本稿では,「可視化」は情報をわかりやすくする,あるいは目には見えないものを見える形に変えるという本来の意味に加えて,問題発見から問題解決までの改善活動と,透明性・情報公開の促進活動のコンセプトとして使用する1).
参考文献
1)真野俊樹:可視化の考え方.病院66(10):866-868,2007
2)上原鳴夫,他:医療の質マネジメントシステム,日本規格協会,2003
3)宮部剛実,他:病診連携室における渉外活動の現状分析と今後の課題,済吹医誌7(1):13-19,2001
4)宮部剛実,他:シックスシグマによる物品購入プロセスの構築,済吹医誌11(1):45-50,2005
5)宮部剛実:物品コスト削減を進める4つの視点,月刊新医療33(5):137-139,2006
6)斎藤清一:甦る病院経営 人事賃金改革の進め方,医療タイムス社,2005
7)多賀紀一郎,他:ベンチマークを用いた病院経営の質向上への取り組みと実践―病院経営の可視化評価を考える会―.済生会医学・福祉共同研究,平成18年度版,2007
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