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文献詳細

雑誌文献

病院67巻7号

2008年07月発行

文献概要

連載 病院管理フォーラム ■エクセレント・ホスピタルの条件を探る・7

病院のブランド・マネジメント

著者: 水越康介1

所属機関: 1首都大学東京大学院社会科学研究科経営学専攻

ページ範囲:P.642 - P.644

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●ブランドとは何か

 「ブランド(brand)」は病院の資産である.ブランドは,病院経営の一助をなすとともに,患者にとっても,意思決定や満足において一助をなす.ブランドは1つの「器」として機能し,病院と患者の関係性(relationship)を取り持つ.

 だが,本来的にブランドとは,「製品・サービスを特徴づけるために付与される名前やマークの総称」1)にすぎない.ようするに,ブランドとは「名前」である.それ自体としては実を持たない.しかし実を持たない名前であるにもかかわらず,今日,それはブランドとして重要な価値を持つ.時に,「見えざる資産」とブランドが呼ばれる所以である.

参考文献

1)石井淳蔵,他:ゼミナール マーケティング入門,日本経済新聞社,2004,p. 432
2)水越康介:ブランドで稼ぐ.栗木契・余田拓郎・清水信年(編):売れる仕掛けはこうしてつくる,日本経済新聞社,2007,pp. 287-299

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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