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連載 病院管理フォーラム ■エクセレント・ホスピタルの条件を探る・7
病院のブランド・マネジメント
著者: 水越康介1
所属機関: 1首都大学東京大学院社会科学研究科経営学専攻
ページ範囲:P.642 - P.644
文献購入ページに移動「ブランド(brand)」は病院の資産である.ブランドは,病院経営の一助をなすとともに,患者にとっても,意思決定や満足において一助をなす.ブランドは1つの「器」として機能し,病院と患者の関係性(relationship)を取り持つ.
だが,本来的にブランドとは,「製品・サービスを特徴づけるために付与される名前やマークの総称」1)にすぎない.ようするに,ブランドとは「名前」である.それ自体としては実を持たない.しかし実を持たない名前であるにもかかわらず,今日,それはブランドとして重要な価値を持つ.時に,「見えざる資産」とブランドが呼ばれる所以である.
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