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文献詳細

雑誌文献

病院67巻8号

2008年08月発行

文献概要

連載 鉄郎おじさんの町から病院や医療を見つめたら…・11

暮らしという奥深いケアシステム

著者: 鉄郎1

所属機関: 1「おおぞら」いぞく塾

ページ範囲:P.748 - P.749

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 2002年の厚生労働省の調べによると,病院で最期を迎える人は80%を超え,がん患者では90%を超える.ところが,現在は国の医療政策変更により入院日数が短縮され,急性期を過ぎた患者さんは家に帰るか転院を求められる.これによって病院で最期を迎える人の数が減るかと思っていたが,そうでもない.旅立ち間近,ぎりぎりに病院に戻り,そこで最期を迎えるからだ.

 理由は患者さんや家族の不安,介護力不足や緊急事態の発生などである.今後どうなっていくかわからないが,入院日数短縮を在宅での看取りにつなぐのは難しいようである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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