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文献詳細

雑誌文献

病院67巻9号

2008年09月発行

文献概要

特集 新たな医療計画の展開

患者・住民にわかりやすい地域医療計画となったか

著者: 丸木一成1

所属機関: 1国際医療福祉大学 医療福祉学部 医療経営管理学科

ページ範囲:P.789 - P.794

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 患者中心の医療の実現には,適切な医療機関を選べる情報が,わかりやすい形で,患者・住民に提供されることが欠かせない.この4月から始まった都道府県による医療機能情報提供制度は,4疾病5事業の地域医療ネットワークを定めた新医療計画とともに,市民・患者にとっても大きな意味を持つと思われる.限られた医療資源を有効に活用するには,患者・住民も,行き過ぎた大病院志向から合理的な受療行動に変わることが求められる.

 新しく始まった医療計画や医療機能情報提供制度は,はたして,患者・住民の視点からみて,満足できるものに変わったのだろうか.まだ始まったばかりで,各都道府県による取り組みには大きな差があるが,医療機能情報の提供の実態と課題を考えてみた.

参考文献

1)中田健吾:医療行政に求められる広報コミュニケーションの検討.第1期(2007年度)研究会報告「行政コミュニケーションの現状と可能性」,日本広報学会行政コミュニケーション研究会,2008年6月,p.48
2)日本インターネット医療協議会:都道府県における医療機能情報提供状況調査 http://www.jima.or.jp/PRESS/2008_5_1/iryoukinou_houkoku1.pdf
3)第58回日本病院会シンポジウム基調講演にて 大井利夫氏発表,2008 年 7 月 3 日

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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