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文献詳細

雑誌文献

病院68巻10号

2009年10月発行

文献概要

連載 広がる院内助産所・助産師外来・5

【長野県における事例】助産師外来を開設するまでの軌道

著者: 竹村豊子1

所属機関: 1長野赤十字病院 産婦人科病棟

ページ範囲:P.859 - P.862

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 近年,産科医師の不足,分娩施設の減少が大きな社会問題となっている.出産難民や妊婦のたらいまわし事例が起こっている現状の中,産科医師の負担軽減や助産師本来の能力を活用しようと,助産師外来・院内助産院の取り組みを始めた施設が増加している.厚生労働省においても,「周産期医療と救急医療の確保と連携に関する懇談会」報告書1)で「病院においては助産師による妊婦健康診査(助産師外来)や,チーム医療としての院内助産所を連携する必要がある」と指摘している.

 長野赤十字病院は,2008年6月より厚生労働省の補助事業を受け,助産師外来を開設し,現在に至っている.助産師外来開設までの経過を以下に述べる.

参考文献

1)厚生労働省:「周産期医療と救急医療の確保と連携に関する懇親会」報告書,2009 http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/03/dl/s0305-7a.pdf(accessed 2009.9.3)
1)厚生労働省・総務省・文部科学省:「緊急医師確保対策」に関する取組について,地域医療に関する関係省庁連絡会議資料,2007(accessed 2009.9.3) http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/kinkyu/dl/01c.pdf
2)日本看護協会 助産師職能委員会:病院・診療所における助産師の働き方―助産師が自立して助産ケアを行う体制のために,2006 http://www.nurse.or.jp/nursing/professional/jyosanshi/pdf/jyosansinohataraki.pdf(accessed 2009.9.3)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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